「あなたの台所と、わたしの畑。」
みなさん、こんにちは。
"とるたべる"のスギヤマです。
今日は三連休のなか日。
名古屋で行われる、月に一回のお野菜マルシェでした。
※おかげさまで完売!ありがとうございます。
最近は端境期(はざかいき)といわれ、お野菜の少ない時期。なかなかマルシェに持っていける野菜も少ないのですが、なかなか「行かない」という選択肢もとれません。
開始前、準備の段階から、お客さんがいらっしゃいます。その後もいつも来てくださる、ほぼ皆勤賞のみなさま。
「前回たべたあのお野菜、おいしかったよ」
「この前は甘酢漬けで食べたから、今度は梅酢で食べてみようかな」
「私はこっちのお野菜のほうが好きだったけれど、子どもはこっちのほうが好きみたいなので、今日はこっちのお野菜をください」
などなど。
マルシェも続けていくと、お客さんとの関係性が少しずつですができてきます。そんな関係が心地よく、野菜づくりのモチベーションにもなります。
こんなことが続くと、なかなか「お野菜すくないので行きません」ができなくなってしまいます。
仕事をする上での「売上」ってもちろん大切ですが、その目に見えない周りとの「関係性」。
ぼくらみたいな新参者は、先輩たちよりも余計に大切にしなくちゃいけないものなんだろうなあ。日々感じております。(もちろん、みなさんそこを大切にしてるので長く続いているのですが)
自分が野菜をきちんとつくりたい理由は、ほぼこの部分で、「生産者と消費者」というよりも「あなたと、わたし」っていう関係でありたいと思っています。
「あなたの台所と、わたしの畑」そこを少しだけでも協力できるような"パートナー"的な存在でありたいな、と。
心地のいい人間関係、信頼関係。そのうえに「お野菜」がのっかるような。そこに、「安心」だったり、「おいしさ」だったりがのっかていくとさらにうれしいです。し、そうしていきたいと思っています。
「自分がどんな生産者であれるか」ってどんな生産者さんも日々、その作物と真剣勝負で、命がけで向き合い、魂のこもった生産物を作り込んでいます。
その、ほんの一端、ちょーっとした一部分だけでも、マルシェやこんな文章でお伝えできればなあと思っています。
そのお野菜の向こう側には、どんな生産者さんが、どう野菜と向き合ってきたんでしょうか。お野菜の向こう側にはたくさんの物語であふれています。
今日も最後までありがとうございました。
今日もステキな食卓になりますように。
スギヤマでした。
*農園見学受付中です。
「畑にあそびにきませんか?」