「東北食べる通信。赤皿貝を食すレポ。」
こんにちは。
とるたべるのスギヤマです。
ずいぶん前から購読させていただいている
「東北食べる通信」。
毎月、情報誌とともに東北地区の「食材」が届く、
というとってもステキなとりくみ。
※昔に書いた食べる通信の記事です。
今月もとってもステキな食材
「赤皿貝」が届きました。
強い甘みが人気で、昔から漁師さんは食用に用いていたようですが、
傷むのが早く、鮮度をたもつのがむずかしいことから
あまり世間には流通していなかった貝なのだそうです。
養殖のカキやホタテに付着して作業を邪魔するので、
長らく「雑物(ざつぶつ)」として本業の人たちからは嫌がられていたことも。
そんな「雑物」としての過去(いまも?)を持つ赤皿貝が今回の主役。
こういった、いままで「脇役」で、
スポットライトをあてられることのなかった生産物が
こうして日の目を浴びる、というのもこのメディアのいいところ。
「お野菜たちにスポットライトをあてたい!」
と思っている自分も勉強になります。
この「赤皿貝」。
さばくのを担当するはスギヤマ家のイソウロウ「ショウくん」。
魚介類の調理は彼におまかせです。
あ、ちなみにこの貝を開くためのピックも付録でついてきました。
いつも、食べる側への心づかいを感じ、あったかい気持ちになります。
さばき方もこうして写真入りで解説してくれています。
ありがたいですね。
うーん、おいしそう。
今回はメニューにあった、こちらの「酒蒸し、肝醤油につけて」な食べ方と、
シンプルにお刺身、そしてバター焼きを試してみました。
う、うまい。
(おいしすぎて恒例の料理写真撮り忘れ。)
雑誌にも書いてあったとおり、濃厚な甘み。
刺し身でも。加熱するとさらにそれが増す感覚です。
とってもしあわせな時間。
自分もつねに思うのですが、
この「手間」ってやつが、いまの時代とくに重要で。
どんどん手間をかけないように時代が進んでいるので、
この「手間」はぼくら世代にとっては絶対的な「価値」に変わってきています。
この「赤皿貝」が我が家に届くまでに、
どのような「手間」があったのか。
その生産者さんが、どんな人生を送って、
この生産物にたどり着いたのか。どこに向かっているのか。
そんないろんなことを考えさせてくれる雑誌です。
調理にかかる「手間」もまるごと味わって、
とっても贅沢な時間を過ごさせていただきます。
いつもありがとうございます。東北食べる通信。
これからもよろしくお願いします。
あ、ちなみに来月は「馬面剥(うまづらはぎ)」ですって。
もしご興味あればぜひ購読してみてください。
とってもおすすめです。
ぼくが購読しているのは「東北食べる通信」ですが、
各地の「食べる通信」がありますので、
興味のある地域を選んでみてください。
今日もお付き合い、ありがとうございましたm(_ _)m
「食べる通信」。コンセプトが大好きで、
ぼくら「とるたべる」も通信のしごと、頑張っていきたいです。
また遊びにきてくださいね。スギヤマでした。
思いをつらつら。「note」も更新しています。
畑にもあそびにきてくださいねー