【農と食の体験】とるたべる『おいしいを、掘り起こそう』

「おいしいを、掘り起こそう」をテーマに、愛知県の知多半島、先端にある南知多町にて農業をやっています。みなさまがさらに農に触れる機会を増やしたり、お野菜が「おいしい!」と思える瞬間を増やしていくことが私たちの使命です。

「秋、冬、やさい、準備中。」

 

みなさん、こんにちは。

とるたべるのスギヤマです。

 

すっかり秋ですね。

少し前からですが、畑でも

秋、冬野菜の準備がはじまっています。

 

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ハクサイ植えるチヒロ。ちっちゃい苗…。苗づくりむずかしいです。

 

いまは9月。

一年を通してやさいがつくれる、恵まれた愛知県。

 

この時期のメインの作業としては、

植え付け種まきが中心になってきます。

 

いまの季節は、農家さんにとってはいわゆる

「農閑期(のうかんき)」と言われます。

 

農が閑散とする時期

 

お野菜の種類が少なくなってしまうときですね。

 

基本的にお野菜たちは、

暑さにつよい「夏やさい」と、

寒くても大丈夫な「冬やさい」が中心メンバーになります。

 

 

秋の閑散とする時期に野菜を収穫しようと思うと、

夏まっ盛りのとても暑い時期に"苗"をつくらなくてはいけません。

 

寒さが得意なおやさいたちは、やっぱり暑さには弱く…。

 

上手に苗がそだってくれません。

 

なので、この少し暑さもやわらぐ秋から種まきシーズン、

ということになりますね。

 

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ハクサイの苗。苗づくり難しいです…。笑

 

この時期は、お野菜の種類は少なくなるのですが、

農家さん的には大忙しでございまして。

 

 

土を耕して、畝を立てて、マルチシートをかけて、

種をまいて、苗を育てて、土に植えて、

ポールを立てて、ネットをかけて、、

 

と準備を進めていかないと、

冬用のお野菜が準備不足になってしまいます。

 

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マルチを張るチヒロ。手ぎわの良いこと。

 

 

とりあえず植えてしまわないと、

なにも始まりません。

 

この"農閑期"をいかにやりくりするかが、

農家さんの腕の見せどころになりますね。

 

 

夏やさいをできる限り、長持ちさせること、

秋冬やさいをすこしでも早いタイミングで

出荷をはじめること。

 

 

また、厳冬期でも収穫できるように苗をつくっていくこと。

 

 

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苗づくりのようす。マスタードリーフのたねがまいてありますね。

 

文字に起こすことは簡単ですが、

夏の暑さ、秋雨前線の長期化、台風の襲来、

ここ最近の予想外のどか雪など、

考えなくてはいけない自然からの試練がたくさんです。

 

こういった部分にいかに対応するか、

各農家なりの対応策があると思います。

 

対応というとおこがましいかもしれません。

ぼくらにできるのは準備だけですね。

備えておくくらいのことしかできません。

 

ぼくらもまだ未経験の部分ではありますが、

少しでも先輩たちの様子を観察しながら、

この冬に向けて準備を進めていきたいと思います。

 

巷ではハロウィンのフェアがはじまったり、

秋冬の衣服が見られるようになったりと、

こちらも秋冬に向けた準備が進行中。

 

今年はどんな冬になるのかな。

 

今日も最後までありがとうございました。

みなさんにとっていい冬が迎えられますように。

 

スギヤマでした。

 

 

 

 

畑の見学、受付してます。

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